
法人カードを利用すれば、経費の支払いを1本化できるので非常に便利です。しかし、会社設立した直後では審査に通らないのではないかと不安にもなると思います。実際に審査に落ちてしまった方もいるのではないでしょうか。
そこでこちらでは、会社設立をして間もない経営者様に向けて、法人カードの作ることの「メリット」や当サイトに寄せられた口コミからどのような企業が審査通りやすいのか、「審査情報」を解説します。
最後には、法人カードの申込みを考えている方に向けておすすめの法人カードをご紹介しているので、会社設立後で、法人カードが気になっている方は必見です。
法人カードとは?個人用クレジットカードとの違いについて
法人カードとは、企業や個人事業主に対して発行されるクレジットカードのこと。この会社名義の法人カードを利用する最大のメリットは、経費の支払いを1本化できることです。法人カードを利用すると、会計処理が楽になったりといった(詳しくは後述)多くのメリットを享受できることが大きな特徴です。ここで気になるのが、個人のクレジットカードとは何が違うのかという点。実は、法人カードも個人のクレジットカードと使い方は全く同じ。ただ、機能面で個人のクレジットカードとは大きく違う点が2つございます。
次で、その違いを見ていきましょう。
個人クレジットカードとの比較
※2022年1月追記:最近では、法人カードであってもキャッシング機能が付いてたり、分割払い・リボ払いを選択できたりするものが増えてきました。法人カードの機能も比較してお選びいただくのがおすすめです。1つ目はキャッシングができないこと。法人の場合、資金が必要になると融資を受けるのが一般的です。キャッシングを利用することは、融資をしてもらえないほどの財務状況だと示唆しているようなもの。
貸し倒れが一番怖いカード会社にとっては、法人カードでキャッシング機能を搭載するメリットは薄く、故にキャッシング機能のない法人カードが大多数を占めます。
2つ目は、法人カードの場合、支払い方法が基本的に一括払いしかないこと。個人クレジットカードでは当たり前の分割払いや、リボ払い等の多様な支払い方法には、法人カードは対応していないケースが多くなります。
ですので、法人カードには「キャッシング機能が無い」、「支払方法が一括払い」となっていることを覚えておきましょう。
ここでは法人カードとは何か、個人のクレジットカードとの相違点について簡単に解説してまいりました。次から、なぜ会社設立をしたら法人カードが必需品になると言われているのかを説明するために、法人カードを持つメリットを3つご紹介いたします。
会社設立後に法人カードを発行する3つのメリット
会社設立後に法人カードがあることで得られる3つのメリット解説していきます。経費精算が楽になる
冒頭でも少し触れましたが、法人カードを利用して決済をすると、「誰が・どこで・いくら使ったのか」が経理システムに自動で取り込まれます。そうすることで従来の手作業から開放され、ミスが減り、経理担当者の負担も大幅に軽減されることでしょう。また、経費の立て替えといった作業も必要なくなるため、それに伴った人為的なミスも無くなります。そのため、経費の精算という面で見ると、大幅に作業が短縮、簡略化されるのです。
キャッシュフローが改善する
法人にとって資金繰りは非常に重要な問題。事業の可能性を広げるという意味でも、できるだけ手元にキャッシュを残したいもの。そんなキャッシュフローの改善に一役買うのが法人カードです。法人カードで決済をすることで、最長90日支払いを先延ばしにできます。そうすることで手元に残るお金が増え、キャッシュフローも安定するのです。
ポイントプログラムや付帯サービスを有効活用する
ポイントを貯めて利用したり、付帯サービスが受けられるのも法人カードを持つ大きなメリットの1つ。ポイントが貯まりやすいクレジットカードだと、還元率が1.0%ほどのもあります。この貯めたポイントを利用し、仕事で使う備品を購入するだけでも大きな経費の削減につながるはずです。
さらに、付帯サービスには、通常有料の空港ラウンジが無料で利用できたり、旅行傷害保険がついてきたりするものがあります。加えて、法人カードのプラチナランクとなると、「コンシェルジュサービス」が付く極上の付帯サービスが受けられるカードも存在するのです。
さて、ここまで法人カードを持つ3つのメリットを解説してきましたがいかがでしたしょうか。
「法人カード良いかも。でも、会社設立直後でも法人カードは作れるの?」そう思う方もいらっしゃるでしょう。では、次に法人カードの審査に関して解説してまいります。
【ビジネスカードの審査情報】通りやすい企業の基準とは?
会社設立したら導入を考えたい法人カードですが、申し込んだ全員が所有できるわけではありません。申し込んだ後は、審査が行われ、審査を通った方のみ法人カードを持つことができます。ここでは、「どうすれば審査って受かるの?」とう疑問にお答えいたします。法人カードの審査において重要だと言われているのは設立年数と黒字決算の2項目。
では1つずつ見ていきましょう。
設立年数
一般的には、会社設立して3年が1つの目安だと言われています。ただ、「会社設立から3年経たなければ、絶対に審査には通らないのか?」と言われると、必ずしもそうではございません。
会社設立から3年はあくまでも1つの目安。会社設立初年度から申し込める法人カードも存在します。そのため、「会社設立直後だから法人カードはまだ早い」とは思わず、申し込める法人カードにトライするのがおすすめです。
黒字決算
貸し倒れを一番恐れているカード会社にとって、会社の業績も法人カードの審査の大きな要素の1つ。そのため、黒字決算を続けていることが望ましいと言われています。しかし、黒字決算でなければ、必ずしもいけないというわけでもありません。決算書の提出を求めない法人カードも存在するのです。
審査情報まとめ
このように、様々な条件審査対象となる法人カード。個人クレジットカードよりも審査が厳しいと言われています。ただ、審査の厳しさは法人カードによって全く違うのも事実。例えば、上述のように、会社設立の直後でも申し込めたり、黒字決算である証明を求めない法人カードもあるため、あなたが申し込み要件を満たしているなら、会社設立直後でも試してみることをおすすめ致します。
では、「会社設立の直後でも審査に通りそうな法人カードはどれ?」
このようにお思いの方のためにこの先は、業界的に比較的審査が甘いと言われている法人カードを3枚ご紹介いたします。
【会社設立直後でも申込可能】おすすめカードランキング
では、実際に会社設立の直後でも審査に通る可能性が高い法人カードを3枚ご紹介いたします。三井住友カード ビジネスオーナーズ

こちらの三井住友カード ビジネスオーナーズは上述した 登記簿謄本・決算書を必要としない法人カードの1つ。 そのため、会社設立の直後でも申し込みやすい法人カードなのではないでしょうか。
一般券面のクラシックカードであれば、年会費はなんと永年無料です。それでもってサービスの充実度はさすが名門の三井住友ということが感じられる法人カードになっております。
年会費が永年無料でもしっかりとしたサービスを享受したい方に、三井住友カード ビジネスオーナーズはピッタリの法人カードです。カードの詳細は、下記リンク先でご確認ください。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードといえば、ステータスの高さで名を馳せる法人カード。それゆえに会社設立したばかりでは審査に通らないと思われがちです。
しかし、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは意外にも会社設立1年目から申し込める法人カードの1つ。加えて、審査もステータスの高さの割には厳しくないとも言われています。更には、個人カードより審査は甘いとの噂も。
そのためアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、会社設立直後で、審査は厳しくない法人カードを求めている、またはステータスの高さも法人カードに求めている方に強くおすすめしたい法人カードです。詳細は、次のボタンをタップすると確認できます。
NTTファイナンスBizカード

NTTファイナンスBizカードは、年会費無料なのにポイント還元率が1.0%と高水準な法人カード。年会費が無料の法人カードは審査難易度も比較的低めだと考えられるため、会社設立直後の経営者様にもぴったりです。
国際ブランドはVISAなので、日本国内はもちろん世界中の様々なお店で使えます。年会費が無料なのに最高2,000万円の旅行傷害保険が海外・国内でダブル搭載されており、非常にコスパのいい法人クレジットカードです。ポイントや保険の詳細を知りたい場合は、下記ボタンのリンク先のページも参考にしてください。
さいごに
ここまで読んでいただき、誠にありがとうございます。当ページでは、会社設立したら法人カードを持つべき理由を解説し、会社設立直後でも審査に通りやすいと思われる法人カードを紹介して来ました。ただ、ここを読まれている方の中には、「ポイントやマイルが貯まる法人カードは?」「総合的にはどの法人クレジットカードがおすすめ?」とお思いの方もいるかと思います。
当サイトは、常にあなたに最適な1枚を選んでいただけるように、50枚以上ある法人カードを日々研究しており、カード業界にも精通しております。他のカードも気になる方は是非、下のボタンからあなたにピッタリの1枚を見つけてみてはいかがでしょうか?