経営者にとって最も頭の痛い問題の一つが資金繰りです。早急な資金調達が必要だけど銀行融資は審査が厳しく、公的融資は手続きに時間がかかってしまう。
そんな時、あなたはどうしますか?
法人カードローンが最初に思いついたなら、注意が必要です。では、今すぐ資金が必要な場合にはどうすればいいのか。
それを解決する方法の一つにとして当サイトは、キャッシングができる法人クレジットカードの使用をおすすめします。
ここでは、法人カードローンがおすすめできない理由、法人クレジットカードのメリットを説明した上で、キャッシュフローの安定に大きく貢献するキャッシング機能付きの法人カードでおすすめの2枚をご紹介しています。
法人カードと法人カードローンの違い
法人カードと法人カードローンは名前が似ているため、ごちゃまぜになってしまう人も多いかと思います。法人カードと法人カードローンは全くの別物なので、この先読んでいくうちに分からなくなってしまわないよう、ここで違いを説明しておこうと思います。まず、法人カードとは法人のクレジットカードのこと。普通のクレジットカードを法人の経費支払に使用できるようにしたものです。そして法人カードのキャッシングというのは、法人カードを使って限度額まで利子ありの現金を引き出す事ができる機能のことです。
次に、法人カードローンというのは法人のカードローンのこと。こちらも同様に普通のカードローンを法人で使用できるようにしたものです。
法人カードローンの詳しい説明は次の項で見ていきましょう!
資金調達に利用できる「法人カードローン」とは何か?

法人カードローンとは、法人経営者や個人事業主が無担保・無保証人で金融機関から融資を受けられるサービスのことです。
最短即日での融資も可能なので、急な取引や契約で今すぐにまとまったお金がほしい時などに短期的な資金調達方法として利用される事が多いサービス。この法人カードローンには以下の様な特徴があります。
カードローンの主な特徴無担保、無保証人で借り入れできる 法人カードローンは無担保で事業性資金を利用できます。また、ローンを組む際、法人経営者・個人事業者ともに保証人は不要です。
最短即日で事業性資金が借り入れ可能 法人カードローンを提供している金融機関の中には、最短60分でローン審査が完了するものもあります。
総量規制がない 総量規制とは、資金業法で規定されている「個人が借りられる上限は年収の3分の1まで」という規制のことですが、法人カードローンの場合、個人事業主であってもこの規制の対象外となります。
ここまで述べてきた法人カードローンの特徴を見ると、短期的な資金調達の手段としてはメリットが多いように見えます。
しかし、この法人カードローンには次で紹介するようなデメリットも多く存在するため結論としては、法人カードローンはあまりおすすめできません。
法人カードローンがおすすめできない理由

ビジネスの中では、明日までに大金が必要という事態もあるでしょう。そんな時の一つの手段として「法人カードローン」がありますが、調べてみると多くのローン関連商品があることがわかります。
また、多くのサイトでは法人カードローンについてのメリットはたくさん書かれていますが、デメリットについて書かれているサイトは少ないようです。
そこで、ここでは法人カードローンのデメリットを4つ挙げて、法人カードローンがなぜおすすめできないのかその理由をご紹介していきます。
1つ目:法人カードローンは借り入れの際の金利が非常に高くなっている

無担保でかつ無保証人であるということは、ローンを提供する金融機関側にとっては非常にリスクが高いです。
そのため、不動産担保ローンなどの有担保ローンなどと比べて、貸し倒れのリスクを取る分、ローン金利が高めに設定されています。このことから法人カードローンは長期的な借り入れには適していません。
2つ目:限度額が低く、審査結果次第で利用可能額が大きく異なる。

銀行融資や公的融資と比べて、法人カードローンの限度額は低めに設定されています。金額の大きい法人カードローンであっても、最大で1,000万円としているところが多く、さらに希望額の融資を得るためにはそれ相応の業績や信用が必要。
3つ目:ローン返済期間が短いので余裕のある返済ができない

こちらも金利が高い理由と同様で、無担保・無保証での融資であるため、金融機関側の貸し倒れのリスクが高くなる分、ローン返済期間が短く設定されています。
金利が高い上に返済期間も短いとなると、余裕のある返済ができずキャッシュフローが悪くなる可能性もあります。
4つ目:提出する決算書の内容が良くないと瞬時に融資が不可能になる
ビジネス審査が早い理由は、決算書の内容をデータベースに入力するだけで自動的に審査が完了するため。決算書の内容が悪いと交渉の余地なく瞬時に融資が不可能となり、翌年まで融資の申込ができなくなります。以上に述べてきたように、法人カードローンはデメリットにより被るリスクが高いので、安易に利用することは避けるべきです。では他に短期的な借り入れにも対応できる手段はないのでしょうか?
このニーズに答えられる手段はあります!それは法人クレジットカード(キャッシング)です!ここからは、キャッシングを含め、資金繰りにおけるメリットの多い法人カードについて見ていこうと思います。
3つのメリットで会社の資金繰りに貢献する法人カード

当然のことですが、お金がうまく回らないとビジネスは停滞します。そして最悪の場合、倒産してしまうことにつながりかねません。
こういった最悪のシナリオを避けるためにも、効率的かつ効果的にキャッシュフローの安定化を図っていく必要があります。
そこで活躍するのが法人クレジットカード。ここでは法人クレジットカードのメリットを紹介します!
メリット1:キャッシュフローが改善し、支払いに余裕ができる
法人クレジットカード利用分の口座引き落としの猶予は、一般的に2ヶ月ほどあるため法人の口座に残るお金は多く、キャッシュフローはよくなります。また、利用限度額も高く設定されているので、ビジネスにおけるスムーズな決済の助けとなります。
メリット2:ポイントサービスでお得に利用できる

法人クレジットカードには、カード会社によって内容は異なりますが、必ずと言っていいほどポイントサービスがついています。
ショッピングや接待・交際費、各種公共料金の支払い等を法人クレジットカードで決済することによりポイントが加算され、貯まったポイントはキャッシュバックしたり、各種料金の割引に利用したり、マイレージに移行したりと大変お得に利用することができます。
メリット3:経費の管理を一本化し、経理業務の労働コストを削減

法人クレジットカードは限度額が大きく設定されているので、ビジネス決済を1枚のカードにまとめることができるため、支払先が分散せずに済み、また仮払いや精算、立替などの手続きが不要になるので経費管理の手間が省けます。
更に、カードの利用明細で支払い記録が正確に残るので、精算書をまとめる作業も大変楽になります。このように、法人クレジットカードを利用することで煩雑な経理業務の削減できるメリットがあります。
ここまで法人クレジットカードのメリットについて書いてきましたがいかがでしたでしょうか。
会社の資金繰りを良くするためには、目の前の短期的な資金調達だけにとらわれず、長期的な視点で考えることが大切。ただ、スタートアップなど設立間もない法人や個人事業主の場合は、緊急で明日にも資金を用意する必要があるという事態が起こりえます。
そこで、ここからはそのような緊急事態にも対応できる、キャッシング付きのおすすめ法人クレジットカードをご紹介します。
キャッシング機能が付いているおすすめの法人カードはこれ!

ここで紹介する3枚は、低コストで最高級のパフォーマンスを発揮する非常に優れた法人カードです。会社の資金繰りを安定させつつ、急な支払いにも対応できる3枚なので、この機会に是非参考にしてみてください。
法人でもキャッシング利用可!三井住友カード ビジネスオーナーズ
三井住友カード ビジネスオーナーズは年会費が永年無料であるにもかかわらず、代表者向けのサービスが他とは比べ物にならない程たくさん準備されており、かなりの自由度を誇る法人カードとなっております。それではその驚きのサービスの一部をご紹介します!
オーナーに使いやすい機能が盛り沢山! 年会費が永年無料ながら他の法人カードに無い機能を多数備えた非常に高スペックな1枚です。 | |
おすすめポイント1:キャッシングは国内外問わず50万円まで! | |
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三井住友カード ビジネスオーナーズは海外でのキャッシングにも対応。 海外で急に現金が必要になっても、日本円から両替された現地通貨がすぐに引き出せるので安心です! | |
おすすめポイント2:支払い方法は5つから、支払日は2日から選択可能! | |
支払い方法は「1回払い」、「2回払い」、「リボ払い」、「分割払い」、「ボーナス払い」の5種類から、支払日は「15日締め翌月10日払い」、「月末締め翌月26日払い」の二日間から選ぶことができるので柔軟な支払いを行うことができます。 | |
おすすめポイント3:多彩な追加カードと電子マネーを利用可能! | |
Apple Pay、Google Pay、iD、PiTaPa、プラスEX、ETC、Visaのタッチ決済、Mastercard®コンタクトレスなど、多彩な追加カードと電子マネーを利用することができます。オーナーが普段の生活で使っているものに合わせて法人カードも使うことができるので大変便利です。 | |
おすすめポイント4:ポイントはマイルにもキャッシュバックにも! | |
貯まったポイントは法人カードには珍しく、マイルに交換することも、次の支払いに当てて実質キャッシュバックとして使うこともできます。 |
個人事業主におすすめ!オリコEX Gold for Biz
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おすすめポイント3:入会にはインビテーション不要! | |
プラチナランクとなるとインビテーション(招待制)のものも多いですが、セゾンプラチナビジネスであれば不要です。 |
まとめ:会社の資金繰りに困っているあなたへのおすすめ情報

ここまで読んでいただきありがとうございます。
短期的な資金調達を考えるのであれば、下手に法人カードローンなどに手を出すよりも、法人カードのキャッシング機能を利用する方が安全でかつ、キャッシュフローの改善にも繋がるので、是非とも法人クレジットカードを活用してください。
資金調達の前に知っておきたい法人カードローンのデメリット

これまでお話してきたように、法人カードローンには4つのデメリットがあります。
4つのデメリット
- 法人カードローンは借り入れの際の金利が非常に高い。
- 銀行融資に比べると限度額が低く、審査結果次第で利用可能額は大幅に下がることもある。
- 金利が高い上にローン返済期間も短いので返済コストが高い
- 提出する決算書にミスがあると自動的に融資不可能になる
以上のように、法人カードローンは、短期的な資金として使うならメリットもありますが、上記のデメリットによりキャッシュフローを悪くしてしまうことが大いにあり得ます。
これを避けるためにも、法人クレジットカードを利用し、短期的にどうしても必要な資金としてはキャッシングを使いながら、長期的な視点で資金繰りを良くして行きましょう!